しまなみ讃岐京都初日(宇和島)
2019年振り返り旅第2弾は、3月5日〜10日で出掛けた「しまなみ〜讃岐〜京都+静岡おでんフェア旅」です。LCC+ニコニコレンタカー+青春18きっぷ+ゲストハウス宿泊の格安盛り沢山旅行であります。初日は成田空港発8時25分発ジェットスターGK403便で松山空港へ。当初計画では、松山城に前回と違うルートで歩いて登城し、鍋焼うどん食べて道後温泉入って日本酒立ち飲みするかなどと考えていましたが、ちょっと新鮮味がない⁉︎ということで、急遽永年の懸案である宇和島に行くことに変更し、成田空港へ向かう電車の中でニコニコレンタカー松山空港入口店に予約を入れました。ここは空港から近くて便利、2回目の利用です。
ほぼ定刻通りに松山空港に着き、レンタカー借りて出発。坊ちゃんスタジアムを横目に見ながら市内を抜けて高速で大洲方面に向かいます。大洲の臥龍山荘は最高ですね。1日中居たい。大洲城も木造復元でまだ新しく良いです。是非また行きたい。11時51分、宇和島市内到着。
まずは昼食。宇和島と言えば鯛飯。鯛飯と言えば「ほづみ亭」ということでやって来ました。
鯛飯とこれも宇和島郷土料理さつま飯のセットとじゃこ天を注文。
宇和島鯛飯は鯛の刺身を生卵と醤油だしと混ぜてご飯にかけていただく超豪華版卵かけご飯の味わい。さつま飯は味噌ベースのだしをご飯にかけて蜜柑の皮などの薬味をのせていただくものです。どちらもシンプルで素朴ですが、お櫃にいっぱいのご飯に交互にかけて、地元で長年愛されてきた味を堪能しました。
じゃこ天はお酒に誘う美味しさでしたが、グッと我慢。店を出ると、湯呑み茶碗にも書かれていた言葉が石碑に刻まれています。
穂積陳重(のぶしげ)は学者にして貴族院議員も務めた宇和島の名士(妻は次の一万円札の肖像画となる渋沢栄一の長女)で、死後銅像建立の話が持ち上がった際、遺族がこの言葉を盾に固辞。その後この橋を掛け替える際に橋の名前を穂積橋とすることが了承されて今に至るとのこと。
この橋のたもとの川沿いにあるのがほづみ亭。多くのお客さんで賑わっていました。
市内には高野長英の隠家など江戸の歴史的見所があります。これらを車内から眺めつつ、宇和島に来たら何はともあれ待望の現存12天守のひとつ宇和島城へ。
車を止めて登っていくと、海を望む素晴らしいロケーションの高台に天守は建っています。南国だけあって、桜の蕾も開いています。青空を背景に映えますね!
そして登城。
昔の木造の城はいいですね。大満足です。城を降りて市内を海方向へ向かい「道の駅みなとオアシス きさいや広場」へ。
名産品を売っている市場のようなところです。魚はこれから続く旅を考えると難しいので、愛媛の蜜柑5種類が入った味比べと紅の雫という宇和島産の苺を購入。なぜかROYCEのソフトクリーム売り場があったのでチョコレートソフトを。濃厚で美味。
ここから椰子の木が南国らしい道を走り宇和島駅へ。
駅前にこれも宇和島名物闘牛の像が。
駅舎に入ると昔ながらの改札口がいいですね!天井もお洒落です。
次回は電車でのんびりと来たいと思います。
キヨスク(四国は最近セブンイレブンの運営が増えてます)に寄ると、入って直ぐの特等席に「大番」なるお菓子が山積みされています。
聞いたことありませんが、地元らしい人が次々と手に取って行きます。お店の人に聞いてみると宇和島で有名、定番とのことなので、買ってみました。早速車の中で食べてみると、柚子の香りがする餡子がカステラ生地に挟まっていて美味しい!いい物を見つけました。宇和島といえば駅前にあった銅像の通り闘牛が有名ですが、宇和島市営闘牛場が近くにあるとのことで、少し迷いながら到着。
闘牛はやっていなさそうですので、闘牛場を外から見るだけかと思ってそれでも入口から中を窺っていたら、管理のおじさんが現れて、中に入っていいと言うのです。
闘牛場など初めて入りましたが、自然とワクワクするような素敵な場所です。
観客席から眺めていると、なんと闘牛が行われるところまで入っていいと言うのです!闘いの場はもちろん土です。
この土を牛が踏ん張り蹴り上げながら闘う息遣いがなんとなく感じられました。
下から見上げる空間も素晴らしい。観客席に戻ると中に招いてくれたおじさんは、宇和島闘牛の運営を仕切っている管理長の方で、色々な話しを伺うことができました。更にVRスコープによる闘牛映像も体験させていただきました。大迫力、生で見たくなります。宇和島闘牛は年5回、1月、4月、7月、8月、10月に開催され、横綱が決まり、インターネットでもチケット購入できるとのことなので、いつか1度は泊まりで来て、じゃこ天でお酒を呑み、朝しか開いていないうどん屋で朝食をなど旅プランは膨らみます。思いがけずとても楽しい時間を過ごすことが出来ました。我々だけのために色々としていただきありがとうございました。そろそろ松山に戻らなければなりませんが、行きとは違うルートとして、途中成川渓谷に寄りました。渓谷と言えば滑床渓谷が有名ですが、ここは夏に行くことを楽しみにします。成川渓谷は、川沿いにキャンプ場が広がるなかなかロケーションの良いところです。
この日は時期と時間のせいもあり、静かな渓谷沿いを散策しマイナスイオンでリフレッシュしました。
一路松山空港へ向かいます。レンタカーを返してバスで松山駅へ。
松山駅の切符売場や改札口も趣きがあっていいですね。
ビールを購入し、しおかぜ30号に乗車。この日の鉄路は松山〜今治間だけなので、青春18きっぷは使わず、少し贅沢して特急利用です。今宵の宿最寄り駅今治駅に到着し、今回が4回目となるシクロの家にチェックイン。
更なる超楽しみの1つ今治の街へ出発!