タイ(3 日目)ピンクのガネーシャ
今日はこれまたフォトジェニックなスポット、通称ピンクのガネーシャ、ワット サマーン ラタナーラームから百年市場、ワット ソートンと巡ります。バンコクから少し離れた郊外のスポットです。国鉄でチャチューンサオ駅へ約1時間半の道のりです。ホテルから徒歩5分の出発駅ファランボーンに到着。
この列車に乗ります。
到着した車両をホームで早速洗浄しています。
相変わらずゆる〜い感じが良いです。線路の間にあるおそらく洗車用の水道で歯磨きしている人までいます。
ホームでは色々な食べ物を売っています。ホテルの朝食がなければ買ってみたかったのですが。我らが乗る列車が入線です。
席を確保し奇跡的に?ほぼ定刻通り出発。
1時間半も乗るというのに、料金は僅か13バーツ、40円です!国鉄は本当に安い!
冷房はなく扇風機だけなので少し暑いとはいえ順調な滑り出し。あとはチャチューンサオ駅で降りれば第1関門突破です。が、これが難問。まずタイ語の駅名表示が全く読めません。英語表記も駅によってはあるものの、探す必要があります。到着時間で判断しようにも、徐々に遅れてきて途中駅20分遅れになってます。英語表記を頼りに途中駅からの数でと思うも、全ての駅名が調べても分かりません。ただ、路線が分岐するターミナル駅なので、それなりに大きいだろうと予測できるのと駅前にSLが展示されてる情報が得られましたが、列車から見えるか!?ドキドキしながら進むとそれまでとは違う街中の大きな駅に到着。降りる人も多そうです。時間的にもここだ!と判断して下車。英語表記の駅名を確認でき、正解。第1関門突破!
ここも線路の上を横切って出口に向かいます。改札はありませんが、車内で車掌が回ってきて入鋏します。乗客を良く覚えていて新たに乗った人の切符をチェックします。
駅前にSLも発見。
次はタクシーを捕まえてピンクのガネーシャに向えばOKなのですが、駅前にタクシーが1台もいません!想定外の事態発生に戸惑う我々に、地元のおばちゃんと若い男性の2人組からお誘いが。古いトラックの荷台に幌の屋根とシートを設置したソンテオという乗り物です。早速値段交渉なのですが、英語が数字すら通じません。すると若者がスマホを出してきて、画面には日本語で「往復 500バーツ」と表示されています。それを、これから行きたい三ヶ所のプリントを見せながら、全部回って、バンコクに戻るロットゥという乗合バス乗り場までチャーターして400バーツで交渉成立。1人400バーツではなく全員で400バーツと念押しし、伝わっているかどうか不安ながらもとにかくこれで行くことにしました。と、そこへ日本人女子旅6人組がやってきて、一緒に乗せてもらえないかと。彼女たちはピンクのガネーシャだけというので、少々面倒なことになるかもと思いつつも了解し、値段交渉は彼女らが別途行い、10人乗りの座席満載で兎にも角にも出発です。
座席はなぜかドラえもん柄です。
古いトヨタのトラックの荷台にオープンエアの座席は、想像よりは快適です。40分ほど走ると、露店が現れ始めたと思ったらいきなりピンクのガネーシャ出現です!
寺院の筈ですが、門構えもなく、いきなり巨大ピンクゾウです。駐車場に停車し運転席から降りてきたのはなんと会話が難しいおばちゃんの方です!
女子旅軍団は、帰りのこととか料金で揉めてるようですが、そもそもどういう話になってるかも分かりませんので介入しないこととして正面に廻ります。青空をバックピンクがきれいです。
象の造形はタイらしいと言えばそれまでですが、誰が考えるのでしょう?周りを様々な色のネズミが囲みます。
正面のネズミの耳に願い事を伝えると、3倍早く願いが叶うということです。ただし、願い事を伝える時に、願いが反対側の耳から抜けてしまわぬように、手で塞いでいないとなりません。
願いを伝えるネズミは2体あって、色は白ですが微妙に細部が異なります。台座の象も色々です。
良く見かけるアイス。色々な種類があり、持ち手の棒をさして提供されます。ドリアンもありましたがココナッツを選択。さっぱりして美味です。
ピンクのゾウ以外にも屋外に大きな仏像もあるのですが、龍のオブジェなど中国っぽいところも散見され、統一感はありませんが、雑多な感じがまた良いのかも。
更に驚くことにドラえもんやピカチュウやドラゴンボールなどなど日本のアニメキャラがアレンジされた像が此処彼処に立ってます。
何のキャラかは分かりますが、緑のピカチュウなど偽物間満載!勿論無許可でしょうが、とても寺院とは思えません。ピンクの象からしてそうですが、一応ワットの名前は付いてますけど、寺院というよりは偽テーマパークのようです。勿論御利益はあるのでしょう。
早めのランチと思ったのですが、良い食事処が見つからず、百年市場に向かうこととして、車に戻ります。女子旅軍団は帰りは別手段としたようで見当たらず、我らだけで広々ととはいえトラックの荷台に乗って出発です。