59ROCK DIARY

59からROCKに生きる極楽(59ROCK)人生日記

RUSH(追悼ニール・パート)

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カナダのトリオロックバンドRUSHのドラマーで作詞担当のニール・パートが亡くなりました。追悼の意を込めてベスト盤を買い、彼らの軌跡を辿っています。ラッシュはデビューから聴いていて、ニール・パートは2枚目からの加入ですが、当時はシンプルなハードロックバンド。ベース、ボーカルのゲディ・リーがハイトーンでシャウトしていて、後々の変化は想像だにできませんでしたが、キラリと光るいい曲があって、売れてませんでしたがアルバムを輸入盤で買っていました。ジャケットデザインも垢抜けていなかったのですが、4枚目の2112のA面を小説をモチーフにした組曲構成にして曲はハードロックながらもコンセプチャルなところがプログレっぽくて、曲も演奏の質も上がって評価の高いアルバムとなりました。変化の兆しでしたね。ライブアルバムを挟んで、リリースした次のアルバムからいわゆるプログレ色が更に加味され、ゲディ・リーのボーカルはシャウトからトーンを抑えて聴かせるタイプにチェンジ、アレックス・ブライソンのギターはリプ中心からアンサンブル重視の多彩な奏法に変わり、新しいサウンドとニール・パートの書く詩と手数が多いながらも力強く正確なドラミングが高く評価されてアメリカでの人気が急上昇。そんな中で発表された8枚目のアルバムに収められ、シングルカットされて大ヒットしたSpirits of Radioでその人気を不動のものにしました。40年前の曲ですが、今聴いてもロック史上に輝く名曲です。RUSHはすでにその活動を停止していましたが、彼らのそしてニール・パートの残した軌跡は永遠に聴かれ語り継がれ、感動を与え続けていくことでしょう!