面白本(ホリイのゆるーく調査)

何もかもが中止や延期になり、楽しみがどんどん奪われ、暗い気持ちにならざるを負えない今日この頃、そんな心を明るくする面白本に出会いました。タイトルは「文庫本は何冊積んだら倒れるか」。図書館の新刊コーナーで発見してそれほど期待せずに読み始めたらこれが抱腹絶倒の超面白本でした！電車で読んでいてニヤニヤクスクスしっぱなし。時に声を上げて笑いたくなることも数知れず。変な奴と思われたに違いありません。本に関するゆるーい調査で、タイトルになった調査とは、文庫本を何冊積んだら倒れるかを出版社別に調べたもの。何の役に立つのか？何の役にも立ちません！こんな本にまつわる何の役にも立たない調査結果を、軽妙な語り口と絶妙なボケで愉しませてくれます。堪能するためには、本に特に文庫本への深い関わりといわゆる古典名作の知識、さらに野球やら色々なジャンルの知識があるとベストですが、とにかく本好きなら絶対笑えるお勧め面白本です！奥付を見ると、著者の堀井憲一郎氏は1学年上の同世代。笑いの壺はそんなところも関係してますね。出版社は本の雑誌社です！この企画、正に本の雑誌社っぽいというか本の雑誌社しかやりませんね。本の雑誌、最近買ってませんが一時期は毎号読んでました。懐かしさと共に、まだまだ健在を感じられ嬉しくなりました！こんな偶然の出会いも本の素晴らしいところです。