59ROCK DIARY

59からROCKに生きる極楽(59ROCK)人生日記

ドストエフスキー

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ドストエフスキーです。ホリイのゆるーく調査にもしばしば登場するフョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキーです。その中に分冊されている長編(上下巻とか1〜5巻とか)で後ろの巻になるとどの位買われなくなるか、つまりどのくらいの割合で途中で断念するかという調査があります。当然上巻よりは下巻の方が買われていないのですが、作品によってその比率が異なるというものです。役に立つかというとそんなことはないのですが⁉︎、ドストエフスキー以外の作家の長編作品も比較しています。さて我が家のドストエフスキーコレクション(というには少ないですが)。罪と罰。読みました。貧しき人々。読みました。未成年。読んでません。白痴。読んでませんというか下巻しかありません。なぜ下巻しかないのか。鮮明に覚えています。罪と罰を読んで感銘を受けた少年(私です)は、ドストエフスキーに目覚めたのですが、何しろ彼の作品は長編が多く、買うのにお金がかかります。乏しい小遣いで短い=うすい=安い貧しき人々を買って読んだその頃、本の大幅な値上げが行われたのです。消費税などない時代、オイルショックによる紙の値上がりが原因だったように思えますが、大変な事態です。ドストエフスキーが遠ざかります。ところが、家の近所にあるとても繁盛しているとは思えない古い佇まいの本屋が、値上げ後も以前の価格で売っていることを発見しました。品揃えが潤沢とはいえず在庫限りの特売?です。値上げ幅の大きい厚い本、ドストエフスキーの作品を今買うしかないと手に入れたのが未成年上巻と白痴下巻です。未成年下巻と白痴上巻は無かったのです。そこで安心したのかその後不足巻を買いそろえることはなく。ドストエフスキー熱は冷めてその後読むこともなく本棚に眠っていました。このような状況の人々を調査に反映する必要があるよ!ホリイさん!ゆるーく調査には、ドストエフスキー以外にも、昔読んだ読もうと思ったいわゆる名作が数多く登場して懐かしく読めます。お勧めです。