松江
ホテルを出て今回の旅の大きな目的の1つ松江城に向かいます。現存12天守の1つてす。これで10城目の訪問となります。立派なお堀沿いを歩きます。
堀尾吉晴。1週間前に訪れた浜松城の城主の後、松山城を築城した人物です。
現存天守は小さめの城も多いのですが、姫路城、松本城に次ぐ規模でしょうか。立派な天守閣です。
各層毎のポイントを押さえた展示と音声による解説でとても分かりやすく好感が持てます。浜松城にもあった井戸の跡です。
永らく行方不明になっていた札か発見され、その釘跡と柱の釘跡が一致したことで築城時期が特定されたことも国宝認定された要因になったとのこと。
上から下までの通し柱2本と2層毎に通す柱の組合せで強度を保つ構造です。
やはり木造天守はいいですね。
松江城のもう1つのお楽しみ堀川巡り乗船場に向かうと何と今日は欠航です!雨のせいですか?これも次回にとっておきます。しかしここには松江ビアヘルンの醸造所がありビールが飲めます。これも目的の1つです。
ペールエールと蜂蜜ヴァイツェンボックを注文。ヴァイツェンボック美味しいです。またこのツマミが逸品。
松江の和菓子としじみの佃煮をお土産に買い、小泉八雲記念館へ。
耳なし芳一しか知りませんでしたが、なかなか起伏に富み挑戦した人生で感銘しました。
塩見縄手を歩きます。雰囲気のある道です。
お堀に沿ってぐるりと歩き、
今日の夕餉は橋のたもとに位置する「やまいち」です。太田和彦氏の本で見つけた良さげな店を予約しました。
カウンターの中央に案内されビールで乾杯。勧められるままに赤貝(初めてですが実に美味)、
お造り(身が締まっていて新鮮美味)、
雨で冷えた身体を温めるおでん(その場でおでん鍋に投入する春菊、イカ、味の染みた大根、巾着どれも美味)、
そして宍道湖の天然うなぎ(香ばしくしっかりとした深い味わいで美味美味)。
このおつまみとなれば日本酒。お店のすぐ近くにある蔵元の酒、豊秋を洒落たコップで。
至福の時が流れます。ご主人とお母さんを中心に丁寧なおもてなしです。
隣に座った1人客は同じ千葉県から来た齢80という御大で、色々話が弾みます。日本酒のお代わりも進みます。のどぐろ煮付けをお裾分けいただきこれもふっくらして美味。生タコとおでんを追加して更に日本酒が進みます。
すっかり気分が良くなりました。天気は雨でも心は晴れです。メニューに値段が記されていないのですが、お会計はとてもリーズナブルでした。また来ます!
〆にホテルの帰り道にある蕎麦屋に寄ります。お目当てはこの辺りでは定番という釜揚げ蕎麦。初挑戦です。丼に茹でた後水で締めずにそのまま湯溜めし薬味を載せ、そこへ別に供される出汁を入れて味を調整して食べます。日本酒ももう1合。
蕎麦自体が美味しかったこともありますが、この食べ方アリです!ホテルに戻って就寝です。