59ROCK DIARY

59からROCKに生きる極楽(59ROCK)人生日記

大道芸WC2日目と駿府城趾

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大道芸2日目。今日は外でパフォーマンスを堪能する予定。ホールは楽で良いけど身近さやライブ感や一体感はストリートですね。先ずはカフェでモーニング。シナモントーストがお気に入りです。

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大道芸は11時スタートなのでその前に駿府城天守台発掘調査現場が見学出来るというので、駿府城公園に向かいます。この情報は、浜松城のガイドさんから教えて貰いました。駿府城公園到着。

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ここも大道芸メイン会場です。色々イベントもあり、早くも賑わっています。発掘調査現場へ。入場自由です。

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先ずは発掘情報館「きゃっしる」で学びます。ベタながら微笑ましいネーミングです。情報館も仮設の建屋で手作り館満載ですが、映像も発掘された現物もあり分かりやすい展示です。公園に隣接して歴史文化施設を2021年度オープンを目指して計画中のようです。

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今回の発掘調査で、家康時代の駿府城の違溝(石垣)とは別に,豊臣秀吉時代の駿府城の石垣や両時代の金箔瓦が新たに見つかり、石垣の築き方や金箔を瓦の紋様に貼る場所が違うなど時代の特徴が見られます。駿府城は1586年家康が浜松城から移る際に築城し、家康が1590年江戸へ移され1600年関ヶ原の戦いを経て1603年江戸幕府初代将軍となり、1605年秀忠に将軍の座を譲って1607年静岡に戻り大規模な改修が行われ、江戸城を上回るスケール天守台が築かれました。写真奥の白いポールの高さまであったとのことです。

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1610年には天守閣が完成するも、1635年に火災に遭い焼失。その後再建されることなく明治になって廃城。天守台も壊され整地され陸軍の施設が建てられたりしたとのこと。今回埋められた天守台の発掘調査をしたところ、ほとんど何も分かっていない秀吉時代の天守台の遺構や金箔瓦などが発見されたのだそう。これらが間近で見学出来ます。瓦の紋様の凸部分に金箔が貼られているのが秀吉時代、紋様の周りに貼られているのが家康が時代。性格が現れているようにも思えます。発掘現場を廻ります。

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家康時代の石垣は、石加工の技術が発達し、接合面を加工した大きな石が殆ど隙間なく綺麗に積まれています。切込接(きりこみはぎ)と言うそうです。

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これに対して秀吉時代の石垣は、自然の石をそのまま積み、隙間を小さい石で埋めています。野面積(のづらづみ)と言うそうです。野面積は耐荷重の点で小規模な天守閣となり、大きく高層の天守閣には切込接が必要です。この中間がある程度加工した石を積む打込接(うちこみはぎ)で、この石垣が最も多いそうです。面白いですね。勉強になります。

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改めて先日訪れた津山城天守台を見ると、打込接ですが角の部分は切込接です。強度を考慮した設計です。

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家康の像が天守台の側に立っています。

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大道芸が始まります。駿府城公園内のポイントで、ハットジャグリングの芸を観ます。クルリンパどころではない凄技の連続です。新静岡方面に移動してランチ。

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セノバの前を通りかかると人垣が。そう、ここにも大道芸のポイントがありました。覗いてみるとトランプマジックです。これが超絶凄技です。僅か数十cmの至近距離から見ているのに、あり得ないことが次々と起こり、タネも仕掛けも全く分かりません!真後ろから見ている人も全く分からない様子。ただただ驚き感動するばかり。KISSER注目です。

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北街道を進み、宿で貰った静岡クラフトビアマップで気になっていた新しく出来たクラフトビール酒屋OWLE に寄ります。

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昨夜GROW STOCKで聞いたところによると、ビールのインポーターがやっているお店で裏が倉庫になっており、店頭でもドラフトが飲めるということでした。静岡県用宗にあるクラフトビールWBCのセゾンとIPAをいただき、次の目的地「大やきいも」へと歩きます。

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ここの名物は、焼き芋と大学いもとおでんです。趣きのある昔ながらの店に初見参。大人気の焼き芋は残り1つ。取り敢えず確保して、大学いもSとおでん(牛すじ、しらやき、しのだ巻き、玉子、おばちゃんがナルトより美味しいよと言ってくれた名前を忘れた種)を買って、座敷に上がります。

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焼き芋を求めて次々と持ち帰りの人も訪れます。この大窯で作るのですが、次の仕込みを始めていて、出来上がりは20分後です。

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待つ人も出直す人もいて地元に愛されている店です。大学いもは久しぶりですが、外はカリッと中はホクホクで甘すぎずベスト大学いもです。おでんは、ここも黒ではなく、澄み系の出汁でどれも美味しいですが、特に牛すじがしっかり食感で旨味が出てくる味わいでベスト牛すじです。おにぎりも注文してから握ってくれホカホカで美味しそうです。

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次回の楽しみとし焼き芋はお持ち帰りにして店を出ますが、とにかく安いです。焼き芋は量り売りです。飲み食いばかりですがこれも楽しみ。とはいえ大道芸に戻ります。駿府城公園を抜けて青葉通りへ。昨日ホールで見たマジックを間近で。2回目でも素晴らしい。七間通りで日本のマジシャンとジャグラーのコンビまわりみちを、青葉通りに戻って身体を張ったMr.BUNBUNの芸を楽しみました。観客と一体になったこれぞ大道芸です。これにて終了とし、連れが静岡に来る度に寄るシューズショップでフィンランドKARHUのスニーカーを買い、新しく出来た専門店で和風というより少しエスニックなカレーうどんを食べて、帰途に着きます。

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車中で紙の包みを開けて焼き芋を。しっかりとしながらホクホク。美味しいです!

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今回も充実した旅となりました。大道芸の楽しみ方も肩の力が抜けた感じで分かってきたように思えます。来年も来ます!