しまなみ讃岐京都4日目(京都:建仁寺/高台寺)
次なる目的地、建仁寺にバスで向かい祇園辺りで下車し、歩いていると賑わいが。
安井金比羅宮です。
本殿にお参りしたあと「形代」というお札に願いを書き、形代を手にこの縁切り縁結び碑という巨石の中央に空いた穴を先ず表から裏へ、次に裏から表へくぐり最後に形代を貼ると悪縁を断ち切り良縁が結ばれるということだそうです。
賑わうのも分かります。断ち切らなければならない悪縁も特にないので、お参りだけして建仁寺へ。
臨済宗の禅寺です。本坊に入ります。
本物は京都国立博物館に保管されていてこれは複製。
隣の方丈の前庭、枯山水様式の大雄苑を眺めながら法堂へ。
天井には建仁寺創建800年を記念して2002年に双龍図が描かれています。
迫力ありながら愛敬も感じさせる水墨画です。方丈に戻って大雄苑の軒先に座って贅沢な時間を過ごします。
心落ち着きますね。
法堂が庭越しに見えます。
心が浄化されたところで、建物の中を拝観。安土桃山〜江戸時代に描かれた方丈の障壁画「雲龍図」。
こちらも本物は京都国立博物館に保管されていて複製です。
本坊の中庭「潮音庭」。
四方から眺められるようになっています。その一角にある小書院の襖絵として開山800年を記念して描かれた「凪」と「舟出」。
似たような情景でありながら、モノトーンと鮮やかなブルーの対比が観る眼にインパクトを与えます。建仁寺を後にして高台寺へ。
ここから坂を登っていきます。
この変わった形の異国情緒のある塔は「祇園閣」。山に抱かれて建つこの建仁寺派の禅寺は、ねねが秀吉を弔うために立てたといわれており、斜面に沿って建物と庭が配置されています。湖月庵(茶室)。
本堂でもある方丈の前庭「波心庭」枯山水庭園。
やはり落ち着きますね。
天皇の使者のみが通れる「勅使門」が中央に。
枝垂桜はまだこれからでした。
回廊の中央の少し高くなっているところが、ねねが秀吉を偲んで月を観た観月台。その右手先が1605年に建てられた重要文化財「開山堂」。
中門をくぐると高台寺庭園が広がり、開山堂正面に出ます。
開山堂から更に上に向かう回廊が「臥龍廊」です。
これらを見ながら登っていくと、臥龍廊の先1番の高所に、ねねが眠る「霊屋(おたまや)」があります。
開山堂と同じ1605年に建てられた重要文化財です。少し下って「傘亭」(重要文化財の茶室)。
観音様(霊山観音像)が京都の街を見下ろしているのが見えます。
綺麗な竹林を下ります。
高台寺、ねねの想いを感じる場所でした。
高台寺を出て
石塀横丁を歩き、
昨夜と先程は上から眺めた八坂の塔を通りから見ながら歩いていると、
賑わいが。若い女性が集まっています。
そしてフォトジェニックな光景が。「八坂庚申堂」。
カラフルなお手玉のようなものは「くくり猿」というものでこれに願いを書いてくくりつけ、欲を一つ我慢すると願いが叶うとのことです。
着物を着てお参りするのが映えるということらしく、確かに華やかです。バスで京都駅に向かいます。今日はイノダコーヒーのモーニングを食べただけ。お腹も空いてきたので、駅構内で遅いランチとします。ラーメン+甘味処で塩ラーメン。
甘味目当ての女子も多く、みたらし団子も注文。
腹ごしらえし、京都定番パン屋の進々堂でつまみにもなりそうなパンを仕入れ、ビールと共に16時発の電車に青春18きっぷで乗車、静岡に向かいます。
乗り継ぎ乗り継ぎして21時過ぎに静岡駅到着。今宵の宿にチェックインし、GROWSTOCK でクラフトビールと共に遅いディナー。
翌日は静岡おでんフェアです。