タイ(5日目)アユタヤ
さて、タイ旅行に戻って最終日。アユタヤです。自力で行くのは効率的でなさそうだったので、日本でバスツアーをネットで申し込んでおきました。約¥5500です。6時30分にホテルまでパンダツアーのワゴン車がお出迎えです。サイラムのホテルで一旦降りて、目的地別にバスに乗ります。集合時間よりもかなり早めに乗り込み、1番前の席をGET!7時20分出発。日本語ガイド(タイの人)を聞きながら高速道路を進みます。
初日空港からバンコクに向かう時に見えた建設中の大きな建物は、国鉄の新しいターミナル駅で、ここまでMRTが延伸されて現在の国鉄ファランボーン駅は廃止されるとのこと。新しく便利になるのは良いことですが、今のタイらしい緩い感じも捨てがたいので、残念な気持ちにもなります。川を渡ってアユタヤ市内に入ります。
山田長政で有名な日本人村跡。長らく放置されていたが、記念館が建てられて観光地になっているそうです、
山田長政は静岡出身で静岡市内浅間通り商店街に銅像と住居跡の碑があり、お祭りの時にはタイのイベントが開催されているのを見たことがあります。最初に訪れたのは、ワット・ヤイ・チャイ・モンコン。
14世期に建てられた寺院で、右が本堂、奥が仏塔です。
この高さ72mの仏塔は16世期にビルマ軍との戦いに勝利した記念の塔。バンコクの仏塔とは趣を異にして、歴史と悠久の年月を感じさせます。仏塔の階段を登っていくと、中に小さな仏像と中央に井戸のような深い穴があります。
覗き込んでみると、小さな皿と硬貨が沢山散らばっています。
硬貨を落としてお皿に入ると願いが叶うのでしょうか。試してみるとなんと!1枚目で見事お皿の中に着地!今年はいいことありそうです。塔の周りをぐるっと巡り下を見ると、沢山の仏像に囲まれています。
仏塔の正面には大きな仏像2体が塔を護るように配置されています。
何か厳かな気持ちになり、ここまでしなかったロウソクと線香と花のお供えを買い、
本堂に靴を脱いで上がって多くの人たちとお詣りをしました。
黄金の涅槃仏もあります。
バスに戻り、次はワット・マハタートに向かいます。ここも14世期に建てられた寺院ですが、18世期後半にビルマがアユタヤ王朝を滅ぼした際に、建物や石像が徹底的に破壊されたとのことで、ここは正に廃墟という表現した思い浮かびません。有名な菩提樹に取り込まれた仏頭。
写真を撮る時は仏頭よりも頭が高い位置では失礼にあたるということで、座って撮影出来るように板が敷いてあります。この仏頭は菩提樹の成長と共に少しずつ上がって来ていて、いつの日か立って撮影出来るかもしれません。
中を巡りますが、仏塔などの建物は破壊され、頭なしの仏像が並び、傍に頭が転がっています。
長い年月に亘る怨念を感じます。初めて見る凄い光景です。次に向かうは、ワット・ブラ・シーサンペット、アユタヤで最も重要だった寺院です。アユタヤはバンコクから個人で来ても廻れるようですが、天気が良いと外はそれなりに暑く、冷房の効いたツァーのパス移動は楽です。ワット・プラ・シーサンペットに到着。
ここは、15世紀に建てられた寺院でアユタヤ王朝の歴代の王様の遺骨が納められている3つの仏塔が印象的です。ここもビルマに破壊されたそうですが、比較的軽度で仏塔は修復されて美しい貴重な形を見せています。高さ16mの黄金立身仏像があった本堂は廃墟となっていて、鳥が巣を作っています。
敷地内ぐるっと回り、隣の比較的新しい寺院にお詣りして、パスに戻ります。
道路を観光客を乗せた象が歩いていましたが、我々も象乗り体験に向かいます。
駐車場から伝統的なアユタヤのお菓子や食べ物を売っている店を見ながら、象乗り場へ。
高く組まれた櫓の上からいざ乗象。
近くの遺跡まで10分ほどのライドです(オプション料金を払えばロングライドも可能)。
高い視線で乗り心地も悪くなく快適です。乗り場に戻ると象使いから金額指定でチップを要求され、20バーツと日本円の感覚だと些細な額ですが、気分的にはあまり良いものではありません。サービスのココナッツジュースをいただき、最近出来たという水上マーケットを外から眺め(入場は有料、地元の人たちで賑わってました)。
これはこれぞタイっていう感じです。お土産店をサッと眺めて、行きに気になっていた麺のお店へ。
20バーツ安い。麺を3種類から選べます。平打ち麺にして暫し待つと出来ました。
歩道に設けられたテーブルでいただきます。タイ風の香りはしますが程よくスパイシー、優しい味で麺も美味しい。満足です。これにてツァーは終了。一路バンコクに戻ります。バンコク中心部に入るところで渋滞に遭いましたが、予定時刻より10分ほど早く出発地サイラムのホテルに着きました。パンダツァーありです。