酒田
特急いなほ到着。瑠璃色編成です。
他にハマナス色とクリーム/オレンジ2トーン色があるようです。自由席に乗車。空いてます。
当初は酒田まで海里で行き乗換え時間41分で近場を少し歩いてみる計画でしたが、駅の観光案内所に無料レンタサイクルがあることを発見し、それなら少し遠くまで行けるかも、なんならランチもと調べると酒田ラーメン美味しそうじゃないですか!であれば少しでも早く酒田に着きたいとあつみ温泉でのいなほ乗換えとなった次第。上手く乗り継げました。大人の休日倶楽部パスは自由席なら特急も新幹線も乗り放題ですので便利。フル活用です。酒田駅に到着。
酒田は何回か来てはいるのですが、街をしっかり見たことがありません。ただその昔まだインターネットがなく宿の予約が電話だった頃、GWに宿を決めずに出た旅行で、どこも空いておらずやっと取れた酒田駅前のホテルが、なんというか不思議なおどろおどろしさが満載で、今でも2度と泊まりたくない宿No.1の地位を譲らず、記憶には残っている街です。さて、滞在時間は56分です。それ以上はKISS in 仙台に間に合わなくなります。改札を出た駅舎内右手に観光案内所があります。ここでレンタサイクルの申込書を書き、鍵を受け取って駅前ロータリーの自転車置き場からいざ出発です。まずはお目当て酒田ラーメンで昼食とします。酒田ラーメンのルーツ店から派生した三日月軒の流れを汲む店を月系と呼んで、店名に月が着く店が多くあります。その中の人気店「満月」に向かいます。空気が冷たく、風も少しあり、雪までチラチラしてきました。新井田川に架かる中の口橋を渡ると満月は直ぐです。晴れていれば橋の上から鳥海山が綺麗に見えるはずなのですが今日は残念。
身体が冷えてきましたが待たずに店内へ入れました。カウンターに座り、名物ワンタンメンを注文。
チャーシューもワンタンもたっぷりです。魚介の香り漂う醤油味の旨味スープにもっちり自家製麺が美味しい。チャーシューは脂身の少ないしっかりとした味わい、そしてワンタンは薄くて大きなトロトロの皮に包まれたしっかりと大きめの肉餡で食べ応え十分で美味。身体の芯から暖まり、すこし汗が出るほどです。
店を出て、山居倉庫へペダルを漕ぎます。北前船の寄港地として大いに栄えた酒田の米倉庫である山居倉庫は、港に近い川沿いにあります。
ここも吉永小百合のJRポスターになったり、おしんのロケ地になったりしています。
その昔海上運送に使われた舟が再現されています。
橋を渡り街中方面へ戻ります。
酒田を代表する廻船問屋であった旧鎧屋。
中に入る時間はありません。同じ通り沿いのすぐ近くにある本間家旧本邸。
こちらは立派な門構えです。中に入ると奥に立派な松が見えます。
こちらも中に入る時間はありません。酒田の旅を共にしたチャリ147号、頼れる相棒。
駅へ急ぎます。途中、獅子が飾られています。
酒田仔獅子?調べてみると1609年から続く酒田祭りに登場する酒田大獅子「山王」と「日和」の双子の子供「みなと」と「まい」とのこと。大獅子「松」と「桜」の間には同じく双子の仔獅子「海」と「小波」が誕生しているそうです。マンホールは山居倉庫と日和山。
日和山は夕陽や桜が綺麗で、木造六角灯台や常夜灯など港風情のある公園のようです。酒田、またゆっくり来たくなりました。
駅に到着。自転車を返して改札を入ると獅子がいました。
14時発の快速で新庄に向かいます。