しまなみ讃岐京都3日目(竹原)
災害で永く不通となっていた呉線が復旧して、竹原へ電車で訪れることが出来るようになりました。
酒蔵や古い街並みなど楽しみです。海岸線沿いを走る呉線、いいですね。
昨日自転車で走ったしまなみ海道の橋を眺めながら進みます。瀬戸内の景色が素晴らしい。
途中うさぎの島で有名な大久野島の最寄り駅忠海で多くの人が下車しました。
目的地竹原駅に到着し、駅前の案内所で地図を貰って出発です。
商店街を抜けて町並み保存地区へ向かいます。この後、街中の色々なところで竹が使われているのを目撃しますが、この駅舎も竹がモチーフですね。
商店街も昔のままの店舗がそのまま残っている一方、最近の町おこし的なものも見られますが、地方都市の現状を表すように人通りは少ないです。
町並み保存地区へ着き、旧笠井邸を見学します。
明治5年に塩田経営者が建てた家ですが、立派です。
通りの突き当たりに位置しているので、2階の部屋から町並みが一望できます。
梁も立派です。
3月ということで飾られていた江戸時代からの歴代の様々な雛飾りが素晴らしい。
御殿雛は初めて見ました。立派ですね。
お内裏様の位置が昔はお雛様の右側だったのが昭和になってから?は左側に替わっていたり、時代の特徴も見られて面白い。
旧笠井邸を出て町並み保存地区を歩きます。
NHK朝ドラで有名になった竹鶴酒造。この日は?販売はしていません。
旧松坂家住宅。波打つ屋根や出窓の造形が素晴らしい。漆喰の色も特徴的で、案内によればうぐいす色ということです。
風情ある通りを歩き、竹原と言ったらここ⁉︎西方寺普明閣へ。
朱色が鮮やかなこの観音堂は高台にあり街から海まで一望できます。
この階段の感じもいいですね。映画の撮影に使われているとのことでそれもうなづけます。ここを降りて通りへ戻り、さらに奥へと歩きます。
竹原歴史民族資料館。なかなかモダンな建物です。
庭に竹鶴正孝・リタ夫妻の銅像があります。
おかかえ地蔵。
持ち上げて軽く感じると願いが叶います。
突き当たりに大林宣彦監督作品「時をかける少女」にも登場する商売の神様を祀った「胡堂」。
竹原最古の小祠とのことで小さいながら立派です。
酒造りが盛んなことを窺わさせる酒造用の井戸。
照蓮寺にお詣りして更に歩きます。
道を流れる水路に竹の覆いが被されているのが趣きがあって良いですね。
そして龍勢で有名な藤井酒造の酒蔵交流館へ。
中は蔵を活用した素敵な空間です。
蔵の中にある「そば処たにざき」で昼食とすることにします。
蕎麦の前に当然日本酒ですよね!
龍勢「涼風生生」を焼き味噌と共に。
次に宝寿生一本を燗酒で。至福の時!
そして蕎麦。最高ですね!
江戸時代に築かれた蔵の中に作られたお店の雰囲気も良く、ずっと飲んでいたいと思わせてくれましたがそうもいきません。
古い街並みを駅へと向かいます。
途中これも趣のある写真館。木造3階建でしょうか。前を通りかかった車が、偶然にも我家と車種も色も同じです!古い街並みは色々な所にありますが、竹原はその中でも良きところでした。いつまでも残して欲しいと思いつつも、観光として成り立っていくのか、色々と難しい課題もありそうです。
竹原駅から呉線を戻ります。
海を間近に見ながらの各駅停車の電車旅。いいですね。
山陽本線に乗り換え。
あんぱんまん列車発見。岡山で快速マリンライナーに乗り換えです。その前に岡山のクラフトビールと言えば独歩ビール。おつまみのままかりと共に購入。加えてお茶菓子として有名なきびだんごとこれは初めて調布を仕入れてみました。
売店で見ていると調布を買っていく人が多いので、トライしてみましたが美味しいです。岡山土産ならきびだんごより調布をお勧めします。
瀬戸内海を渡って四国へ上陸し、高松駅到着です。